こちらの講座は【ずーっと学べる RYT200プログラム】関連講座です。
新しい神経学の考え方「ポリヴェーガル理論」を知っていますか?
ポリヴェーガル理論と簡単に言えば、自律神経には交感神経と副交感神経があり、そしてその副交感神経の中にさらに「腹側迷走神経」と「背側迷走神経」の2つ神経がある、という考え方です。
では神経学を学ぶことで、ヨガにどのようなメリットがあるのでしょうか。
それは私たちは常に環境や過去に左右されて身体を使っている生き物であり、この神経学の仕組みを紐解くことで、複雑な人間に関して理解が深まるということです。
この複雑な、でも知れば知るほど人間の不思議が紐解かれていくポリヴェーガル理論。
この難解な神経学のお話を、日本でいちばん軽快に楽しく説明してくれるのが津田真人先生です。
実技を交えて自分の身体で神経学を学ぶスペシャルクラスです。
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ポリヴェーガル理論(多重迷走神経理論)とは、イリノイ大学精神医学科名誉教授のStephen W. Porges(スティーブン・ポージェス)博士が提唱した自律神経系の働きに関する新しい理論です。
古来のヨガの哲学と、いま世界的に話題の「ポリヴェーガル理論」は、似ているとよく言われます。
「ポリヴェーガル理論」提唱者のポージェス博士もそう指摘しています。
今回注目するのは「トリグナ」。
トリグナとは簡単に言えば「心の性質、心の状態」を3つのタイプに分けたものです。
トリグナの3性質(サットヴァ・ラジャス・タマス)と、自律神経の3成分(背側迷走神経複合体、交感神経系、腹側迷走神経複合体)の類似は以前から注目されてきました。
このうちサットヴァは純質性の意味で、バランス、調和、至福を意味します。
同じヨガのポーズを組むにも、サットヴァ的に行なえるといいなと思いませんか?
でもどうやって?
ポリヴェ―ガル的に言えば、それは「腹側的に」動くことと言えそうです。
身体を動かす(交感)のでもなく、固める(背側)のでもなく、ゆったりと、中心軸を保って、たえず身体の快を感じながら動いていく(腹側)。
ポーズに向けて身体を動かすのでなく、身体が動くのに沿ってポーズになっていく。
実際に身体と心と頭を使って、取り組んでみましょう
【受講時に必要な物】
動きやすい服装・筆記用具
こちらの講座は【究極の RYT200プログラム】関連講座です。
津田真人(つだまひと)
東京都国立市にて心身社会研究所 自然堂(じねんどう)治療室・相談室主宰。
公認心理師。精神保健福祉士。鍼灸師。あんま・マッサ-ジ・指圧師。ゲシュタルト・セラピスト。ソマティック・エクスペリエンシング認定プラクティショナー。
著書に『ポリヴェーガル理論を読む』(星和書店、2019年)、『ポリヴェーガル理論への誘い』(星和書店、2022年)、共著に『わかりたいあなたのための心理学入門』(宝島社、1996年、文庫版、2007年)、『わが国におけるポリヴェーガル理論の臨床応用』(岩崎学術出版社、2023年)など。
「からだとこころのヒーリングルーム 自然堂 HP」