「筋共鳴®」とは離れた位置にある決まった組み合わせの筋肉同士が、同時に緊張/弛緩する身体のメカニズムであり、それを生かしたコンディショニング法です。
この講座では「筋共鳴®」のメカニズムとロルフィング®やソマティック・エクスペリエンシング®のコンセプトをつかって「大腰筋」とそこから生まれる「肚(ハラ)」の感覚について体験的に学んでいきます。
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ヨガのプラクティスで重要視される「大腰筋」。そして、日本の伝統的な身体操作に欠かせない「肚(ハラ)」の感覚。この二つは、じつは深く密接に関わっています。
「肚」は、単なる身体の中心というだけでなく、落ち着きや安心安全の感覚、そしてレジリエンス(精神的回復力)の源でもあります。
【大腰筋:魂の筋肉(Muscle of the Soul)】
大腰筋は、解剖学的には「脚と背骨をつなぐ唯一の筋肉」であり、代表的なインナーマッスルです。しかし、身体論の世界では「魂の筋肉」とも呼ばれます。
それは、大腰筋が「戦うか、逃げるか」という生存本能に直結した動きの中心であり、私たちの最も古い脳のシステム(爬虫類脳)と深く関わっているからです。
そのため、この部分には未消化の感情(恐怖や不安)が溜め込まれていると言われています。
【無理なストレッチは逆効果】
「腰が硬い」「ポーズを深めたい」と、大腰筋を無理に伸ばそうとしていませんか?
恐怖やストレスで縮こまっている大腰筋を力任せに引き伸ばすと、身体が防御反応を起こし、さらに奥深くで固まってしまう可能性があります。
【講座のアプローチ:気づき、ゆるめ、響かせる】
この講座では、一般的なストレッチや筋力トレーニングとは異なる繊細なアプローチをとります。
解剖学に基づきながらも、「気づく」「ゆるめる」「響かせる」という手法を用い、呼吸とともに大腰筋という深淵なエリアにアクセスします。
【真の大腰筋の目覚めと、しなやかな強さ(レジリエンス)の育成】
大腰筋だけでなく、共鳴する一連の筋肉群に対しても、声や呼吸の振動を通すことで、奥深くに眠る緊張を解放していきます。
これにより、強く伸びやかな「真の大腰筋」が目覚めます。
さらに、日本の身体論における「肚」の感覚を再構築し、外からの刺激に折れない「しなやかな強さ(レジリエンス)」を育みます。
講座の後は、脚が軽くなるだけでなく、地面にしっかりと根を張るような、静かで力強い安心感がご自身の中に満ちていることを感じられるでしょう。
<こんな方におすすめです>
・慢性的な腰の重さや、股関節の詰まりを感じている方
・身体的・精神的に「自分の軸」をみつけたい方
・解剖学を学んでも、実際の身体感覚に落とし込めていない方
・ポーズの形だけでなく、内面的な成長(精神性)を大切にしたい方
<予定しているトピックス>
・大腰筋の解剖学
・大腰筋と「防衛反応」のメカニズム
・大腰筋の筋共鳴
・大腰筋システムから「肚」を作るエクササイズ
・「肚」とレジリエンス
・ヨガと大腰筋と「肚」
※ 当日の参加者・進行の状況により変更になる場合があります。
【受講時必要なもの】
・ヨガマット
【筋共鳴(R)とは?】
筋共鳴®(※1)とは、遠く離れた位置にある筋肉同士が、互いに共鳴するように、同時に緊張や弛緩をする現象であり、それを活用した身体調整システムです。
その法則を理解することで、ストレッチや筋力トレーニングを効果的に行うことができます。また、ヨガや武術、バレエなどの「型」の意味を理解する上でも役立ちます。
※1 筋共鳴®は扇谷孝太郎の登録商標です。
【ロルフィング®とは?】
ロルフィング®(=Rolfing®StructuralIntegration)(※2)はアメリカの生化学者アイダ・P・ロルフ博士によって開発された身体の再教育プログラムです。
姿勢や動きを重力に調和させ、人間の持つ潜在的な可能性を引き出すことを目的としています。
全身の筋肉や骨、内臓などをつなぐ筋膜と呼ばれる組織に、独特の手技によって働きかけ、それらが本来あるべき位置と状態に戻していきます(※3)。
同時に、ロルフムーブメントと呼ばれるエクササイズを通して身体の動きと感覚への気づきを深め、ケガや不調の原因となる基本動作の偏りを修正します。
その結果として、不調の改善だけでなく、スポーツやダンス、ヨガ、武術、歌唱などのパフォーマンスの向上に役立ちます。
※2 ロルフィング®は米国The Rolf Instiuteの登録商標です。
※3 本来、ロルフィングのセッションはマンツーマンで10~12回かけて行われます。この講座では、ロルフィングにおける身体や動きに対する考え方のエッセンスを使って、グループでできるエクササイズとしてアレンジした内容をご紹介します。
【RYT500の認定講座】RYT500の認定講座です。
TOKYOYOGAでRYT500の取得を目指す方は、合計3時間がカウントされます。
扇谷 孝太郎(おおぎやこうたろう)
1995年、演出家竹内敏晴氏の「からだとことばのレッスン」に出会い、身体と表現についての探求を始める。
2001年、ロルファーの資格を取得し公務員から転身。現在は、恵比寿にてロルフィング®を中心に、クラニオセイクラルやソマティック・エクスペリエンス(トラウマセラピー)などの個人セッションをとおして、クライアントの身体と心のバランス回復と成長をサポートしている。
呼吸や感覚、イメージの活用を独自の視点でまとめた「動くための解剖学」は、ダンサーやヨギなど、高度な柔軟性と身体バランスを必要とする人々から高い支持を得ている。
また、筋共鳴®の原理を見出し、その成果を施術やセルフケアに役立ててもらうため、普及に力を入れている。
・米国The Rolf Institute認定アドバンストロルファー
・米国The Rolf Institute認定ロルフムーブメントプラクティショナー
・クラニオセイクラルプラクティショナー
・ソマティック・エクスペリエンス認定プラクティショナー
扇谷孝太郎HP
https://www.rolfing-jp.com
・漠然と理解していたものが、ワークを含め細かく説明していただいたので、理解が深まりました。ありがとうございます。
・扇谷先生の講座内容には毎回驚かされます。
受講する度に身体全体を丸ごと使うことがカラダの調整につながるのだと感じています。
・扇谷先生の講座は数回受けています。いつもヨガやストレッチのレッスンに役立つことばかりでとても参考になっています。
・初めての参加でしたが、何よりも扇谷先生のお人柄が良くて安心して受講することができました。
質問しやすい雰囲気や、お一人お一人に対しとても丁寧にご指導くださった事が何よりで、遠方から行った甲斐がありました。
一つのテーマで3時間の講座もあっという間でしたが、体と頭で理解するにはちょうどいい時間かもしれません。
また違うテーマにも参加してより体の不思議をもっと感じていきたいと思いました。
・扇谷先生の講座を持続的に参加させて頂き、理解が深まってきたように感じます。