「筋共鳴®」とは離れた位置にある決まった組み合わせの筋肉同士が、同時に緊張/弛緩する身体のメカニズムであり、それを生かしたコンディショニング法です。
この講座では「筋共鳴®」のメカニズムとロルフィング®やソマティック・エクスペリエンシング®のコンセプトをつかって「骨盤の呼吸」とそこから生まれる「静けさ」の感覚について体験的に学んでいきます。
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ヨガやボディワークにおける「骨盤」は、単なる解剖学的な意味での身体の基盤ではなく、心身の安定、呼吸、生命力の源です。
しかし、知らず知らずのうちに骨盤周辺に溜め込んだ「微細な緊張」や「神経系の高ぶり」が、あなたの呼吸と動きを妨げてはいないでしょうか?
この講座では、以下の要素を通じて、骨盤が本来持っている可能性を引き出します。
1. 骨盤の奥に眠る「静けさ」を取り戻す
骨盤は、私たちの無意識下で常に呼吸とともに柔らかく動いています。この本来の動き、すなわち「骨盤の呼吸」を取り戻すことが、心身の深いリラックス(脱力)へと導きます。
● 意識の忙しさからの解放: 思考や感情の「嵐」から離れ、多忙な日常の中でも、自分自身の「プレゼンス(存在)」に安定して立ち戻る感覚を養います。
● 安心・安全の土台: 骨盤の呼吸は、「安心・安全の感覚」、生命力、そして地に足がついた「グラウンディングの感覚」と深く結びついています。これは、自律神経を整え、健全なバランスへと導く鍵となります。
2. 筋共鳴®が解き明かす骨盤のメカニズム
この講座の核となる「筋共鳴®」とは、離れた位置にある筋肉同士が連動し、全身の緊張/弛緩を調整する身体のメカニズムです。
このメカニズムを用い、骨盤のバランスを整えることで、単なる筋力強化ではない、身体の構造的インテグレーションを促します。ロルフィング®、クラニオセイクラル、ソマティック・エクスペリエンシング®といったボディワークの視点も交え、骨盤の動きと静けさを繊細に探求しましょう。
探求の過程を通じて、胸郭や背骨、肩関節、股関節などの各パーツの柔軟性を高めていきます。
3. 骨盤の硬さが招く不調からの改善
事故やケガ、精神的ストレス、運動不足などで骨盤周辺が硬直すると、「骨盤の呼吸」は妨げられ、以下のような全身の不調につながります。
● 股関節や背骨の柔軟性・可動域の低下
● 自律神経の乱れ、睡眠の質の低下
● 腰痛、股関節・膝の痛み
● 内臓の働きの悪化(生殖器系、泌尿器系、消化器系)
● 下半身の血流・リンパの流れの悪化 …など
骨盤の呼吸を回復することは、これらの不調を根本から改善する「入口」となります。身体感覚の解像度を高め、骨盤の奥深くに触れることで、健康の質を高めていきましょう。
<こんな方におすすめです>
・ヨガのポーズ(アーサナ)で「安定感」や「中心軸」をもっと明確に感じたいインストラクター・経験者の方
・解剖学的な知識を、頭で理解するだけでなく、「感覚」として身体に落とし込みたい方
・深いリラクゼーションや瞑想的な身体感覚を日常に取り入れたい方
・ストレスや不安感からくる身体の過緊張(フリーズ)を解放し、安心感を育みたい方
<予定しているトピックス>
・骨盤の解剖学と動き
・ポリヴェーガル理論と骨盤の呼吸・安心感
・声の響きと骨盤の活性化
・骨盤の呼吸と背骨・股関節の連動
・骨盤の緊張を解放するエクササイズ
・骨盤の呼吸のヨガのポーズ/瞑想への応用
※ 当日の参加者・進行の状況により変更になる場合があります。
【受講時必要なもの】
・ヨガマット
【筋共鳴(R)とは?】
筋共鳴®(※1)とは、遠く離れた位置にある筋肉同士が、互いに共鳴するように、同時に緊張や弛緩をする現象であり、それを活用した身体調整システムです。
その法則を理解することで、ストレッチや筋力トレーニングを効果的に行うことができます。また、ヨガや武術、バレエなどの「型」の意味を理解する上でも役立ちます。
※1 筋共鳴®は扇谷孝太郎の登録商標です。
【ロルフィング®とは?】
ロルフィング®(=Rolfing®StructuralIntegration)(※2)はアメリカの生化学者アイダ・P・ロルフ博士によって開発された身体の再教育プログラムです。
姿勢や動きを重力に調和させ、人間の持つ潜在的な可能性を引き出すことを目的としています。
全身の筋肉や骨、内臓などをつなぐ筋膜と呼ばれる組織に、独特の手技によって働きかけ、それらが本来あるべき位置と状態に戻していきます(※3)。
同時に、ロルフムーブメントと呼ばれるエクササイズを通して身体の動きと感覚への気づきを深め、ケガや不調の原因となる基本動作の偏りを修正します。
その結果として、不調の改善だけでなく、スポーツやダンス、ヨガ、武術、歌唱などのパフォーマンスの向上に役立ちます。
※2 ロルフィング®は米国The Rolf Instiuteの登録商標です。
※3 本来、ロルフィングのセッションはマンツーマンで10~12回かけて行われます。この講座では、ロルフィングにおける身体や動きに対する考え方のエッセンスを使って、グループでできるエクササイズとしてアレンジした内容をご紹介します。
【RYT500の認定講座】RYT500の認定講座です。
TOKYOYOGAでRYT500の取得を目指す方は、合計3時間がカウントされます。
扇谷 孝太郎(おおぎやこうたろう)
1995年、演出家竹内敏晴氏の「からだとことばのレッスン」に出会い、身体と表現についての探求を始める。
2001年、ロルファーの資格を取得し公務員から転身。現在は、恵比寿にてロルフィング®を中心に、クラニオセイクラルやソマティック・エクスペリエンス(トラウマセラピー)などの個人セッションをとおして、クライアントの身体と心のバランス回復と成長をサポートしている。
呼吸や感覚、イメージの活用を独自の視点でまとめた「動くための解剖学」は、ダンサーやヨギなど、高度な柔軟性と身体バランスを必要とする人々から高い支持を得ている。
また、筋共鳴®の原理を見出し、その成果を施術やセルフケアに役立ててもらうため、普及に力を入れている。
・米国The Rolf Institute認定アドバンストロルファー
・米国The Rolf Institute認定ロルフムーブメントプラクティショナー
・クラニオセイクラルプラクティショナー
・ソマティック・エクスペリエンス認定プラクティショナー
扇谷孝太郎HP
https://www.rolfing-jp.com
・漠然と理解していたものが、ワークを含め細かく説明していただいたので、理解が深まりました。ありがとうございます。
・扇谷先生の講座内容には毎回驚かされます。
受講する度に身体全体を丸ごと使うことがカラダの調整につながるのだと感じています。
・扇谷先生の講座は数回受けています。いつもヨガやストレッチのレッスンに役立つことばかりでとても参考になっています。
・初めての参加でしたが、何よりも扇谷先生のお人柄が良くて安心して受講することができました。
質問しやすい雰囲気や、お一人お一人に対しとても丁寧にご指導くださった事が何よりで、遠方から行った甲斐がありました。
一つのテーマで3時間の講座もあっという間でしたが、体と頭で理解するにはちょうどいい時間かもしれません。
また違うテーマにも参加してより体の不思議をもっと感じていきたいと思いました。
・扇谷先生の講座を持続的に参加させて頂き、理解が深まってきたように感じます。